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【美術解説】ラ・ルス・デ・ジーザス「ロウブロウアートの聖地」

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ラ・ルス・デ・ジーザス / La Luz de Jesus

ロウブロウ&ポップシュルレアリスムの聖地


概要


ラ・ルス・デ・ジーザスギャラリーはロサンゼルスにある企画画廊。ロウブロウアート、カスタムカルチャー、ポップシュルレアリスムに特化した企画画廊である。

 

ラ・ルス・デ・ジーザスはロサンゼルスで1986年に、起業家でアートコレクターのビリー・シャインによって設立。

 

最初のギャラリーはメルローズ・アベニューに立地するピンクの建物『ソープ・プラント&ワッコー』の2階にあったシャインの雑貨店だった。この雑貨店は、パンク・ロック文化のアクセサリーや陶芸、本などを販売しており、その中でロウブロウアートの作品を展示していた。

 

この2階を1986年に『ラ・ルス・デ・ジーザスギャラリー』として開廊。ただ、メルローズ・アベニューは次第に高級街になっていたたため、画廊はバーモント・アベニュー近郊のハリウッド通りにあるシルバーレイク地区ロス・フェリスに移転。

 

その後、ロウブロウアート運動の中心的な画廊として活動。2005年4月にシャインは、カリフォルニア州クレバーシティに姉妹画廊として『ビリー・シャインファインアーツ』を設立した。

 

ラ・ルス・デ・ジーザスは、展示スペースを提供するのと同時に、ロウブロウ&ポップシュルレアリスムのアーティストたちをサポートする場となった。ギャラリーの使命はアンダーグラウンド・アーティストとカウンターカルチャーを一般の人たちに広げることだった。1988年の『ロサンゼルス・タイムス』のインタビューで『人々による人々のためのアート。“娯楽”“挑戦”“自分が見ている世界を変革する”ものである』と自身のギャラリー哲学を話している。

 

ロウブロウアートとポップシュルレアリスムが中心であるが、ほかに、フォーク、アウトサイダー・アート、宗教芸術、オルナティブ・エロチックアートなどに焦点を当てた展覧会を開催してきた。

 

ラ・ルス・デ・ジーザスで紹介されてきたおもな芸術家としては、マニュエル・オカンポ、ジョー・コールマン、ロバート・ウィアムス、シャグなどがいる。

 

●場所


■参考文献

https://en.wikipedia.org/wiki/La_Luz_de_Jesus、2020年5月10日アクセス



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