ビープル / Beeple
世界で最も有名なNFTアーティスト
概要
生年月日 | 1981年6月20日 |
本名 | マイケル・ジョセフ・ウィンクルマン |
ムーブメント | NFTアート |
職業 | デジタルアーティスト、グラフィックデザイナー、アニメーター |
代表作 | 『毎日:最初の5000日』 |
ビープル(Beeple)は最も有名なアメリカのデジタル・アーティスト。本名はマイケル・ジョセフ・ウィンクルマン(1981年6月20日生まれ)。グラフィックデザイナー、アニメーター。
政治的・社会的なコメントをポップカルチャーを基盤としたコミカルでファンタジックな作品で知られている。
ビープルの作品は、ディストピア的な未来を描くことが多い。しばしば、大衆文化や政治から認知度の高い人物を用いて、現在の出来事を風刺している。
イギリスのオークションハウス、クリスティーズは彼を「NFTの最前線にいる先見の明のあるデジタルアーティスト」と讃えている。
最も有名な作品は『毎日:最初の5000日』(Everydays: the First 5000 Days)』で、2021年3月12日に6940万ドルで売却され、存命中のアーティストによる作品の中で4番目に高額となった。この作品は、クリスティーズが販売した初の純粋な非代替性トークンである。
その後2021年にビープルは、対応するダイナミックなNFTを持つキネティックビデオスカルプチャーを制作し、「Human One」と命名した。2021年11月9日、この作品はクリスティーズのオークションで2895万8000ドルで落札された。
ビープルは、2017年にウィスコンシン州から移住し、サウスカロライナ州ノースチャールストンを拠点としている。 結婚しており、2人の子供がいる。
経歴
ウィンクルマンは1981年6月20日生まれ。ウィスコンシン州ノースフォンドゥラックで育ち、ウィスコンシン訛りが残っている。父親は電気技師として働き、母親は高齢者センターで働いていた。2003年にパデュー大学でコンピュータサイエンスを専攻し、卒業。
ウィンクルマンは、2007年5月1日から、毎日作品を制作する『エブリデイズ』シリーズを開始。このプロジェクトは現在も継続中で、連続5000日以上にわたってデジタルアートを制作し続けている。
ウィンクルマンは、結婚式の日や子どもの誕生日など、都合の悪い日でも作品を完成させることを議論してきた。
このプロジェクトは、1年間毎日1枚の絵を描き続けたトム・ジャッドにヒントを得たものである。ウィンクルマンは、毎日描くことはデッサンの腕を磨くのに有益な方法だと考えたという。その後、2012年はAdobe Illustrator、2015年はCinema 4Dと、1年に1つのスキルやメディウムにフォーカスをはじめる。
小学生がiPadでさっと描くNFTアートとはわけがちがう。
ウィンクルマンの作品の一部は、ルイ・ヴィトンの2019年春夏プレタポルテ・コレクションに取り入れられている。
市場
2020年2月、ウィンクルマンは、ブロックチェーンによって所有権が検証されるアートのデジタル表現である非代替性トークンの販売を開始。
最初の2つのBeeple NFTはETHDenverでのオークションで販売され、さらに2020年11月にニフティ・ゲートウェイで販売された。
そのうちの1つの作品『Crossroad』は、2020年のアメリカ合衆国大統領選挙の選挙の結果にもとづいて変化するアニメーション作品で、66,666.66ドルで売却され、2021年2月に670万ドルで再販売された。
横たわるドナルド・トランプ
「エブリディズ」シリーズの画像をコラージュした「Everydays: the First 5000 Days」は、2月25日にクリスティーズでオークションに出され、2021年3月11日に6940万ドルで落札された。
エブリディズは伝統的なオークションハウスで販売された最初のNFTであり、イーサーで支払うことができるクリスティーズでの最初の販売である。
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■参考文献
・https://en.wikipedia.org/wiki/Mike_Winkelmann、2021年12月16日アクセス
・https://www.prestigeonline.com/th/pursuits/art-culture/beeple-nft-art-christies/、2021年12月16日アクセス