NFTアートは詐欺・ねずみ講
美術の価格はアート・ワールドの信用で決定します
「NFTアートはおかしいのではないか」と疑問をもってこのページにアクセスしてきた方
こんにちわ。NFTアート真理教の時代に、定期的に懐疑的なサイトにアクセスがあってなによりです。
アートに全く無知のはじめてのアート関係者の方に助言します。
NFTとは
100%の詐欺です
デジタル作品はこれまで簡単にコピーできました。しかし、NFT技術を利用することでオリジナル、またはエディション付きのデジタル作品が作れるようになったようです。
NFTは「非代替トークン」の略で、技術的には、画像、アニメーションGIF、曲、ビデオゲームなどのデジタル作品に利用することができます。NFTはデジタルアートを実際の絵画のような扱いにすることができるのです。
NFTアートを煽るNHKや自民党をはじめとしたフェイクアートメディアはやたらと「希少性」「唯一」をメリットに押し出します。この時点で彼らはアートメディアとして失格です。「3記事でわかる」やという見出しのメディアが煽ることは、当然、馬鹿にしているので詐欺と疑いましょう。アートはNHK視聴者が相手にするような中卒のおばさんでもわかるものではありません。
ビル・ゲイツも、暗号通貨や非代替トークンに対して否定的で、2022年に行われたテッククランチの気候変動に関する講演で、ビル・ゲイツは、NFTアートを「100%大馬鹿理論に基づくものだ」と評しました。
高評価された資産は、それを上回る値段で買う人がいれば、価値が上がるという投資の考え方である。
ゲイツ氏は昔ながらの、生産物を生産する農場や、製品を製造する会社のような資産に投資するのを好むと言った。
「サルの高価なデジタル画像は世界を大きく改善するだろう」とゲイツ氏は皮肉を込めて、Bored Ape Yacht Clubに言及した。
ゲイツの警告は的を射ていた。彼が話していたとき、その後、2021年11月に史上最高の 64,000ドル以上に再び上昇する前に、劇的に下落した。
https://www.techarp.com/business/bill-gates-crypto-nft-fools/
アートは「信用性」である
そもそもアートは「希少性」や「唯一性」で価値は決定しておません。アートは「信用」で価値が決まっています。
また、NFTはイーサリアムのブロックチェーン技術を利用して所有者を追跡することができます。NFTアートに協力している人たちは(自民党やNHK)は場合によっては犯罪にあたります。統一教会の霊感商法とNFTアート商法は代わりません。
NFTデジタルアートは新たな詐欺、ねずみ講
NFTとデジタルアートのことは、大手フェイクニュースメディアで聞いたことがあると思いますが、デジタルアートが法外な値段で売られていることよりも、プラットフォームのぼったくりに遭っているクリエイターやコレクターの話を聞いたことは少ないのではないでしょうか。
これは残念なことです。NFTは一見するとデジタルクリエイターにとっては、「オリジナルなので売れない作品でも収益を上げることができる魔法のような売買システム」だという、非常にわかりやすい仕組みで説明されます。
そして、NFTは「アーティストに購入代金の一部を支払う」というプログラムを仕込むと吹聴されます。
これによって、作品が手を離れてからも、転売されるごとにアーティストが収入を得ることにつながるというわけです。転売されていけばいくほど儲かる、これはねずみ講です。
将来の売上から永続的にロイヤリティを得ることができるというのです。しかし、NFTの現実はそれとは異なり、厳しいものがあります。
モチベーションを価格化する商売は詐欺
実際NFTアートは、クリエイターからプラットフォームを作っているテック富裕層への資金の流れを促進させるだけです。プロセスは簡単にいうと次のようになります。
まだNFTを作成しておらず、NFTの仕組みを知りたい方は、ウォレットを立ち上げ、イーサリアムを購入し、プラットフォームを選びます。
そして、手元にある自分のデジタル作品の1つを、およそ70~100ドルを支払って、NFT作品に「鋳造」します。開始価格を決めて、入札が始まるのを待ちます。
NFTを始めるのに最も便利な場所の1つがRaribleです。このサイトは、子供向けアニメと5ちゃんねるの恐るべきハイブリッドのようなサイトです。
また、Foundation.appのようなプラットフォームへの招待状を受け取ったアーティストもいるでしょう。
このようなサイトは、ある種の独占性(サロン的なもの)を生み、限られた人だけが自分の作品をNFT作品にすることができるよう説明されています。
どちらのプラットフォームを選択しても、疑わしいデジタル作品が途方もない値段で販売しているという事実を無視することはできない。
しかし、これらの値段は参加者のモチベーションをあげる。モチベーションはねずみ講や情報商材などの詐欺ビジネスでは不可欠なものであり、販売されているデジタルアートの価格は多くはこのモチベーションを反映した価格が設定されています。しかし、実際の芸術的価値はゼロです。
ファインアートは社会的信用芸術である
だったらなぜ、ファイン・アートは法外な値段で成立してるのかというと、ファイン・アートとNFTアート(そのほかにもある自称「アート」)の価値の違いは「希少性」や「モチベーション」ではなく「信用」です。
モネに価値があるのはなぜですか? モネが特別な技術を持っていたからではありません。間違いなく、世界中にモネよりうまいの有能な画家はたくさんいます。
モネの絵画が高いのは、周囲の美術家、画商、キュレーター、美術史家、コレクター、その他すべてのアート・ワールドの人々が「価値がある」と判断しているからです。
つまり周囲からの「信用」が価格に反映されています。詐欺アートやNFTアートで「価値がある」と判断しているのは、無名のクリエイターとコレクターのみです。
デュシャンの便器が高いのもデュシャンの周囲の美術関係者から「価値がある」と判断され、その「信用力」が価格に反映されています。コンセプチュアル・アートとか西洋の文脈がどうとかではありません。実際は「信用」です。お金の価値と同じです。ドルがなぜ価値があるんだ、日本円がなぜ価値があるんだ、人民元がなぜ価値がないんだ、発行している「国の信用」がないからです。
しかし、NTFの技術自体にそのような社会的信用はありません。ファイン・アートとそのほかのアートの違い「信用」です。おしまい。
何度でもいいます。「希少性」や「オリジナル」や「唯一性」ではありません。価値があるのは「信用性」です。
知らない人に勝手に売買されるなりすましアート
アーティストのデリク・ラフマンが目を覚ますと、彼のフォロワーから質問のメールが届いていた。それは、彼が自分の作品のNFT作品の販売を始めたかどうかを知りたいというものだった。自分のNTF作品が販売されているというサイトにアクセスしてみた。
NFTを購入できるサイト「Rarible」には、ラフマンを装った認証済みのプロフィールが掲載されていた。これは、だれかが時間をかけてラフマンになりすまし、認証プロセスを経たことを意味している。
盗難となりすましを報告し、ラフマンがこの状況についてツイッターでいくつかのメッセージを発した後、Raribleはプロフィールを削除した。
This is 100% NOT me. I thought the point of NFT was that the artwork and artists needed to be verified? Apparently super easy to scam people. What a joke that platform is. https://t.co/FrBy4zuhQy
— Derek Laufman (@laufman) March 13, 2021
NFTはアーティスト自身でない人が、アーティストになりすましてデジタルイメージを簡単にNFT化することができます。今、多くのアーティストがOpenSeaやRaribleなどのサイトをチェックして、自分の作品が許可なく作成されているかどうかを確認し始めています。
しかし、まったく、どこにも登録していないと、他人が登録したのを否定するのが難しくなってきます。
そこで、アーティストとしては、勝手に誰かが作品を出品するというのは、非常に怖いことなので、それを防ぐという意味では、『大きなプラットフォームでNFTアートとして登録する』というのが、一つの対策だといわれる。しかし、自称『信頼性のある大きなマーケットプレイス』そのものがほとんどファイン・アートに無知であり、詐欺の可能性が高く、そのプラットフォームのお金がすべて流れていくでしょう。
ルールや法整備がきちんといくまでは、アーティストは公に「NFTアートは一切発行していません。出回っていたらそれは詐欺です」と伝えるのがよいでしょう。
NFTは環境問題を悪化させる
なぜ、NFTが環境に悪いのだろうか。ビットコインと同じくNFTも大量の電力を消費する。暗号通貨の採掘に必要な電力量は非常に大きく、コストの安い水力発電のダムの近辺に事業所を構えるプロもいるぐらいだ。
ビットコインの採掘では、年間約3,700万トンの二酸化炭素が発生すると言われている。これは、いくつかの国全体よりも巨大な二酸化炭素排出量である。