バレンタインデーのマスカラ / Valentine's day mascara
家庭内暴力を訴えるバンクシー新作「バレンタインデーのマスカラ」
バンクシーが、2月14日のバレンタイン・デーにあわせて、インスタグラムに新作を発表した。
目が腫れ、歯が抜けた女性の絵など、家庭内暴力の問題を強調していると思われる画像を複数投稿した。作品名は「バレンタインデーのマスカラ」である。
ケント州の海辺の町マーゲートの建物の側面に描かれたこの作品は、1950年代の主婦が、クラシックな青いピニーエプロンと黄色い洗濯用手袋を身に着けている姿を描いていると思われる。
女性の目は腫れており、歯は欠け、男性の足の下には冷凍庫や壊れた白い庭椅子、青い箱、空のビール瓶などが置かれていた。
しかし、数時間後、絵の前にあった冷凍庫などのゴミは撤去された。サネット地区評議会によると、ゴミは「安全が確認され次第」返却されるという。
SNSでは、冷凍庫の撤去について評議会がアートワークを台無しにしたと非難する人もいた。
■参考文献
・https://news.sky.com/story/banksy-margate-artwork-dismantled-hours-after-its-reveal-12810720、2023年2月15日アクセス
・https://www.reuters.com/world/uk/banksys-valentines-day-mascara-mural-freezer-removed-by-council-2023-02-14/、2023年2月15日アクセス