北斎 ✕ 漫画:日本のポップカルチャー(1680〜)
2016年6月10日から9月11日まで、ハンブルク美術工芸博物館で『北斎 ✕ 漫画:日本のポップカルチャー(1680〜)』展が開催されている。日本の伝統的芸術と現代ポップカルチャーの共通点や差異を比較しながら、日本の視覚芸術の歴史を俯瞰する展示だ。
ハンブルク美術工芸博物館は、これまで歌川広重や葛飾北斎など日本の重要な浮世絵作家の版画、墨絵、スケッチなど多数の作品をコレクションしてきた。今回の展示では17世紀の版画から、18世紀、19世紀、そして現代日本のマスメディア上で表現される視覚文化まで広範囲にカバー。漫画、アニメ、ゲームだけでなく、コスプレなどファン内のマーケットで展開されている視覚芸術も含まれる。
多種多様なメディアを横断的に俯瞰するだけでなく、本展は過去から現在までの時間を縦断し、伝統絵画と現代のポップカルチャー相互関係を探求する。たとえば、妖怪やサムライといった日本の伝統文化で使われてたモチーフが、漫画やアニメなど現代の表現メディアでどのようにして表現されているかを比較する。そのため展示タイトルの「☓」は『北斎漫画』と『北斎・マンガ』をかけている。
詳細は公式サイトで確認しよう。