フランソワーズ・ジロー / Françoise Gilot
最も社会的に成功したピカソの愛人
概要
フランソワーズ・ジロー(1921年11月26日ー)はフランスの画家、作家。1944年から1953年までのパブロ・ピカソの愛人で、ピカソとのあいだのクロードとパロマの2人の子どもをもうけている。
ピカソ死後、ピカソの妻のジャクリーヌ・ロックと遺産争いを行う。ジローは、ピカソと別れたあと、アメリカのウイルス学の開拓者ジョナス・ソークと結婚。
ピカソの数ある愛人のなかでも、非常に頭がよく社会的にも成功したのが特長で、ジローはピカソの愛人であり、ピカソの間に二児をもうけた母であり、モデルであり、展示企画者であり、相談相手であり、芸術家であり、芸術批評家であり、ホステスだった。
1973年にジローは学術雑誌『バージニア・ウルフ・クォータリー』のアートディレクターに任命される。1976年には南カリフォルニア大学で美術学部の組織員となった。ジローは大学でサマー・コースを企画し、1983年まで組織上の責任者に就いた。1980年代から1990年代にかけて、ジローはニューヨークのグッゲンハイムで舞台衣装デザインやマスクのデザイン業を行なった。1990年にフランスでレジオンドヌール勲章を受賞。
現在も生存中(92歳)。
●ピカソ・モデル