ギュスターヴ・モロー / Gustave Moreau
象徴主義の代表的な画家
概要
生年月日 | 1826年4月6日 |
死没月日 | 1898年4月18日 |
国籍 | フランス |
表現形式 | 絵画 |
ムーブメント | 象徴主義 |
ギュスターブ・モロー(1826年4月6日-1898年4月18日)はフランスの画家。象徴主義の代表的な画家で、聖書や神話に独自の解釈を加える描写を強調して、高く評価された。
写実主義や印象主義が流行していた時代に、モローはほかの作家や画家たちに想像や幻想の世界の表現をアピールした。象徴派のデカダンス小説家ジョリス=カルル・ユイスマンは『さかしま』(1884)のなかで、主人公が偏愛する画家としてモローが登場し、話題になった。
『さかしま』で言及されたモローの旧約聖書の「サロメ」の物語を扱った作品《出現》は、後の象徴主義や耽美主義、世紀末芸術のルーツともなった。
1892年に美術学校の教師となり、ジョルジュ・ルオーやアンリ・マティスなどののちの前衛芸術家たちを育て上げた。
モローはイタリア・ルネサンスやエキゾチシズムに影響を受けている。彼の作品の多くはパリにあるギュスターブ・モロー美術館が所蔵している。