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【美術解説】スティーブン・ジョンソン・リーバ「セックス表現主義の父」

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スティーブン・ジョンソン・リーバ / Steven Johnson Leyba

セックス表現主義の父


概要


生年月日 1966年9月3日
国籍 アメリカ
表現媒体 絵画、ブックデザイン、パフォーマンス、音楽
ムーブメント ビジョナリー・アートアウトサイダー・アート
関連サイト Instagram

スティーブン・ジョンソン・レイバ(1966年9月3日生まれ)、アメリカの画家、著述家、アートブックデザイナー、パフォーマンス・アーティスト、音楽家。

 

カウボーイ、インディアン、現代美術界とあらゆる方面から排斥されることが名誉のインディアンと白人の混血アーティスト。アパッチ族、ナヴォホ族、チェロキー族、パイユート族、メノミニー族、さらにユダヤ系のルーツも持つ。

 

美術評論家からカルロ・マコーミックは「セックス表現主義の父(father of Sexpressionism)」と呼ばれている。

 

レイバは、先祖代々のネイティブアメリカンのモチーフである鉤十字やアパッチ・ガーン・ダンサー、ジェロニモなどのネイティブアメリカンの戦士のイメージ、人体の風景などからインスピレーションを受けている

 

レイバの作品は、商業主義から人間のセクシュアリティを「解放」しようとしている。人間の性器のイメージを再構成することで、美の美学的概念とセクシュアリティの政治性を強調している。

 

油絵具、アクリル、ビーズ玉といった一般的な画材を、精液、血液、小便、大便などの汚物をコラージュした華麗なアートブックシリーズを制作。重さ70ポンドにもなる彼のハンドメイドのアートブックは、キャンバスに描かれた絵画を束ねて構成されている。

 

パフォーマンス・アートでは、言葉による暴言、切断、ピアス、極端な堕落とサドマゾヒズム行為で構成されている。

 

ナチスの鉤十字のシンボルや性的なイメージを利用していると批判されてきたが、1992年、ナヴォホ族やチェロキー族の牧師から認定された。

 

1st作品集『My Stinking Ass(私の臭い肛門)』や、2nd作品集『Sex & Violence(セックス&バイオレンス)』などストレートなタイトルが示すとおりの内蔵破裂系サイケ、バッドトリップ路線一直線で、糞ツボに堕ちた超セレブの宝石箱をぶち撒けた宗教画家の風格あり。

 

年1度の世界的愚者の祭典「バーニングマン」で、SMキリスト受難パフォーマンスを披露するなど、時代無視の錯乱的な生の燃焼にすべてを賭け、H・R・ギーガーさえも舌を巻いた悪臭は正真正銘の本物臭い。

 

1992年にはアントン・ラヴェイから人間の肉欲的自己を是認することを使命とするカルト団体「サタン教会」の牧師に任命される。2007年には、芸術の最初の教会コヨテル教会 "創造的殺人の最初の教会 "を開始した。


■参考文献

https://en.wikipedia.org/wiki/Steven_Johnson_Leyba、2020年4月30日


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