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ナチスが略奪した美術品の返還請求リスト

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ナチスが略奪した美術品の返還請求リスト

フィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」

フィンセント・ヴァン・ゴッホのひまわり(ひまわりが15本入った花瓶)
フィンセント・ヴァン・ゴッホのひまわり(ひまわりが15本入った花瓶)
作品 フィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」
相続人  ポールヴォン・メンデルスゾーン
現所蔵者 SONPOホールディングス

2022年12月13日、アメリカ、イリノイ州のメンデルスゾーン=バルトルディの子孫は、1987年にこの絵 3,990 万ドル (手数料を含む) で購入した安田火災の後継会社であるSOMPO ホールディングスに対して、シカゴの連邦裁判所に訴訟を起こした。

 

原告側によると、SOMPOは絵の来歴知識に関して「無謀に無関心」の状態で落札したと主張していて、絵画の返還と、およそ990億円の損害賠償を求めている。

 

日本の保険会社であるSOMPO ホールディングスは、フィンセント・ヴァン・ゴッホの有名な「ひまわり」シリーズの絵をめぐって、ナチスの迫害の犠牲者である前所有者の相続人から訴えられた。

 

この訴訟は、2022年12月13日にイリノイ州の連邦裁判所に、ユダヤ人の銀行家でありベルリンのアートコレクターであるポール・フォン・メンデルスゾーン・バルトルディの子孫である3人の相続人によって提出された。

 

ブランドやマーケティングへの利益を含め、SOMPOが絵画の所有から得た利益に照らして、7億5000万ドルの懲罰的損害賠償に加えて、「ひまわり」の返還または公正な市場価値の支払いを求めている。

 

「ひまわり」は、1930年代半ば、メンデルスゾーン・バルトルディは、パブロ・ピカソやクロード・モネの作品を含むコレクションの清算を余儀なくされた。この「ひまわり」はフランスの画廊に売却され、1934年に英国の収集家に買収された。1987年、損保の前身である安田火災海上保険がロンドンのクリスティーズ競売で約53億円で落札した。「ひまわり」は東京の損保美術館に展示されている。

 

訴状は、クリスティーズが発行した「ひまわり」が「悪名高いナチスの政策がエリートのユダヤ人銀行家を標的にして没収していた時に」メンデルスゾーン・バートルディによって売却されたことを示した「絵画の来歴を無謀に無視した」ものであると主張している。


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