山田視覚芸術研究室は、20世紀初頭に世界的芸術ムーブメントとなった「シュルレアリスム(超現実主義)」と「アヴァンギャルド(前衛芸術)」を中心に、視覚芸術表現全般の研究しているサイトです。
美術のみならず、漫画・映画・写真・立体・インスタレーションなど、シュルレアリムやアヴァンギャルド表現を利用した視覚芸術表現であることを条件に、あらゆるジャンルを横断的に扱います。
たとえば、シュルレアリスム作家の代表画家といえばサルバドール・ダリですが、同時代にダリとコラボレーション前衛活動していた映画監督のルイス・ブニュエル、アレハンドロ・ホドロフスキー、アニメーション・プロデューサーのウォルト・ディズニー、またダリの影響が色濃く作品に反映されているアルフレッド・ヒッチコックなども同系統作家の一人として扱います。
また、20世紀初頭の前衛運動の研究・データ収集はもちろんこと、前衛表現の遺伝子を受け継いでいる21世紀の視覚芸術も究しています。
ダダイスムやシュルレアリスムの影響が色濃いロサンゼルスのロウブロウ・ポップシュルレアリスム。つげ義春、丸尾末広、駕籠真太郎など、シュルレアリスムの影響が色濃い日本の「ガロ」系と呼ばれる漫画作家。横尾忠則、寺山修司などカウンター・カルチャー運動周辺の視覚芸術家。80年代以降生まれではロシア・アヴァンギャルドやシュルレアリスムの影響を強く受けているM!DOR!やダリやエッシャーの影響を強く受けている猫将軍まで、縦断的に研究しています。
本サイトで扱うすべての表現に共通項は「シュルレアリスム」「アヴァンギャルド」「視覚芸術」で、また総体名称として、オリジナルのシュルレアリスムと区別し、世界に先駆け「Great Surrealism(大いなる超現実主義)」または「United Art of Great Surrealism and Avant-garde(大いなる超現実主義及び前衛連合芸術」、通称「山田」と名付けることにします。