亡き兄の肖像 / Portrait Of My Dead Brother
網点絵画の先駆的作品
概要
作者 | サルバドール・ダリ |
制作年 | 1963年 |
メディウム | 油彩、キャンバス |
サイズ | 69 x 69 cm |
コレクション | フロリダ・ダリ美術館 |
《亡き兄の肖像》は、1963年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。
ダリの両親は、同名の兄が早死したため、兄の生まれ変わりとみなしたダリを可愛がった。しかしそのことはダリにとって複雑な感情を抱かせた。つまり自分は兄の身代わりとしてしか見られていない感情である。また同時に、自分は兄の生まれ変わりであり、まさにエル・サルバドール(救世主)と同様に復活をなした存在であると考えた。
またロイ・リキテンスタインよりも早く工業印刷のベンディ製版法のドットを利用したことで知られる作品である。