猫将軍 / Nekoshowgun
欲望的モチーフを美しく表現
概要
生年月日 | 1982年10月3日 |
出身地 | 和歌山県 |
表現媒体 | ドローイング、イラストレーション、キャラクターデザイン |
公式サイト | http://nekoixa.com |
猫将軍(1982年10月3日生まれ、和歌山在住)は、日本のイラストレーター、キャラクターデザイナー。
鉛筆や木炭、シャープペンシルを使って、昆虫、動物、女性、宝石、肉といった本来は「欲望」を象徴するモチーフを反発するようにグロテスクで暴力的で死を感じさせる形態にして描き出す。
意図的にモノトーン部分とカラー部分をはっきり分け、作品全体に色は乗せないないことで、コラージュ作品のような不安定な雰囲気を作り出そうとしている。
個性的なポージングやダイナミックな構図は、荒木飛呂彦や天野喜孝、寺田克也など日本のマンガ家やイラストレーターからの影響が大きい。ほかに、パッケージデザイナーの父が好きだったマウリッツ・エッシャーやサルバドール・ダリの作品からの影響もある。
猫将軍は高校を卒業したあと、自分の描いた絵をホームページに掲載しはじめ、2004年にFM802アートオーディション「digmeout」をきっかけとして、定期的にグループ展や個展など絵の展示活動をはじめる。
2007年ころからニコニコ動画の「〜を描いてみた」シリーズで動画を投稿しはじめてからネット上で注目を集めるようになる。ニコニコ動画のハンドルネームはlaich777である。
2014年にはこれまでのイラスト作品などを掲載したイラストブック「ILLUSTRATION MAKING & VISUAL BOOK 猫将軍」を出版し、さらに知名度を高めた。
また、氷室京介の『WARRIORS』や『シド』のPV内イラストなど音楽関係をはじめ、ゲームのキャラクターデザイン、ゲームアニメーション、映画の登場人物などで活動ジャンルが幅広い。
現在は関西ではおもにDMOARTS、東京ではヴァニラ活動で作品の展示をしている。
猫将軍という名前の由来は中国の神様の名前から来ている。音の響きやフレーズが好きで、また覚えてもらいやすくて言いやすいため付けたという。特に猫が好きで名付けたわけではない。ちなみに猫将軍は犬派であり、また「もちたろう」という名前のトカゲのペットを飼っている。
展示履歴
個展
2019 「NEKO」DMOARTS(大阪)
2018 「DUNGEON」ヴァニラ画廊(東京)
2015 「SHOW AT HIVE」DMOARTS(大阪)
2013 「Appetite for Madness」DMOARTS(大阪)
2012 「Nekoixa」DMOARTS(大阪)
2011 「Beasts 」DMOARTS(大阪)
2009 「DELICIOUS」digmeout ART&DINER(大阪)
2008 「NekoshowguN Exhibition」acrimony (LA)
2006 「crazy&classy」digmeout CAFE(大阪)
その他の活動
2014 作品集&メイキングブック「ILLUSTRATION MAKING & VISUAL BOOK 猫将軍」 (翔泳社)
2012 氷室京介「WARRIORS」ジャケットイラスト/CMアニメーション (ワーナーミュージック・ジャパン)
2011 ゲーム「ロリポップチェーンソー」キャラクターデザイン(角川ゲームス&グラスホッパー・マニファクチュア)
2003~ ゲーム「GUITARFREAKS」「drummania」シリーズクリップイラスト(KONAMI)Exhibition」acrimony (LA)
2006 「crazy&classy」digmeout CAFE(大阪)
■参考文献
・猫将軍-Wikipedia 2019年3月29日アクセス
・「ILLUSTRATION MAKING & VISUAL BOOK 猫将軍」(翔泳社)
・猫将軍展「DUNGEON」作家インタビュー 2019年3月29日アクセス
・猫将軍展「NEKO」作家インタビュー 2019年3月29日アクセス